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私のプログラミング環境-フォント

はじめに

二十歳から始めて、46年間に及び今日までプログラミング生活で使用してきましたが、最近のプログラミング環境について記載しました。

プログラミングに適したフォント

プログラミング環境というと、最初に浮かぶのは、OS、プラットフォーム、コンパイラやライブラリ、さらにIDE、フレームワークについてですが、これらより、大事なものがあります。 それは、コードを記述するときに使用するフォントです。 どのようなプログラミング言語を使おうともコードやスクリプトは人が見るものでその視認性が非常に重要です。

残念ながら、PCでデフォルトで使用されているフォントはコードやスクリプトを記述するのには向いていません。 結論から言いますとプログラミング用には、Ricty Diminished または、Ricty Diminished Discard が今のところ最適であろうかと思います。 というのは、プログラミングで使用するフォントは以下の条件が求められるからです。

等幅フォントであること

一般によく使われるフォントは等幅フォントではありません。 それは、一行単位での読みやすさ、美しさ、バランスの良さが重視される傾向にあるからです。 しかし、プログラミングに於いては、一行単位でのバランスよりも、(上下)前後関係で示される論理的な構造や文字単位での相違を明確に表せるものでなくてはなりません。 例えば、大文字、小文字、数字の半角文字、日本語などの全角文字を書くと縦のラインが揃いません。 インデントを重要視するプログラミングでは、縦の整列が非常に重要であることは言うまでもありません。

下記は、Windowsで用いられてきたデフォルトのフォントでの表示です。 メイリオはWindows 7系、游ゴシックはWindows 10系のデフォルトのフォントです。 いずれも、縦のラインが揃っていません。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-5.png

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-6.png

歴代のWindowsのシステムフォントは、以下のとおりです。
Windows XP:MS UI Gothic
Windows Vista/7:メイリオ
Windows 8/8.1:Meiryo UI
Windows 10:Yu Gothic UI

縦のラインが揃っていないとどうなるかと言いますと、以下に例を示します。 i01行とk02行の文字列の長さが同じであるのですが、黄色のマーカーの部分が異なってことで、行端が揃っていません。 また、上下の行の差異を比較するとき、特に、最後の “i” と “r” の違いの見つけやすさです。 

慎重に一文字ずつ上下の行を見比べて作業をするとき、やはり縦のラインが揃っていないとかなりストレスが溜まります。

まぎわらしい文字がないこと

区別しずらい文字があります。 例えば「0: 数字のゼロ」と「O: 大文字のオー」、「l: 小文字のエル」と「I: 大文字のアイ」と「1: 数字のイチ」などです。 これらは、最近のエディタでは使用するプログラミング言語設定により数値(数字ではない)と文字の色分けすることができますが、形も明確に区別できる文字を使うべきです。

下記は、Ricty Diminished と言われるプログラミングする時に推奨される等幅フォントです。 Ricty Diminished Discard は、文字バランス重視より、視認性向上のためASCII文字も変更したフォントです。 ちなみに、これらは先に示しましたメイリオ、游ゴシックと同じフォントサイズですが、上記のプロポーショナルフォントの方が等幅という文字枠サイズにとらわれないのでメリハリがつき大きくなる傾向にあります。 

また、上記以外に、

  1. 全角のカンマ、ピリオド、コロン、セミコロン、括弧が半角のものと区別しやすいようになっています。
  2. 短い エヌダッシュ(en dash)「–」(Unicode U+2013、JIS X 0213 1-1-30)、と長いエムダッシュ(em dash)「—」(Unicode U+2014、JIS X 0213 1-1-29)が破線のようになります 。 これらは、ダッシュ – とも違います。

全角空白が見えること

たとえプログラムの文字列として日本語交じりを使わないとしても、日本語環境のOSでは、何らかのはずみで、全角文字が混ざることがあります。 特にコードに全角空白が混ざってしまうと、文法チェックの強力な言語ならまだしも、チェックの甘いスクリプト言語などの場合、実行時に不具合が起こりその原因がわからず、ハマってしまうことがあります。 

最近のエディタでは、空白、タブ、改行などの制御文字、いわゆるホワイトスペース文字(whitespace characters)と言われる見えない文字を可視化することができますが、全角空白はホワイトスペース文字でなく、単なる一つの全角文字として扱われますので、通常、エディタ側でつ設定をしても見えません。 (※エディタによっては見えるようにできるものもあります。) つまり、全角空白を見るためには、基本的にフォント自体が見えなくてはなりません。
 
下記は、2つの全角空白、1つの半角空白、半角文字A、1つの半角空白、2つの全角空白を20ポイントサイズでRicty Diminished Discard で表示した例です。

Ricty Diminished フォントの設定

Ricty Diminished フォントは デフォルトでWidnowsには入っていません。 インターネットからダウンロードして、自分でインストールする必要があります。 ちなみに、Ricty フォントというものがあるのですが、これは、ライセンスの関係があってフォント自体を配布することが禁止されています。 Ricty Diminished フォントはライセンスをクリアした Ricty風のフォントです。

Ricty Diminished フォントがないとき、私は、本家? Ricty フォントを使用していました。 見た目の違いはほとんどありません。 これには、複数のフォントを自分で合成する必要があります。 一度作ってしまうと、自分で使う分には、あとはコピペするだけで使い回しできます。 暇で興味のある方は、自分で合成するもの一興です。

ダウンロード

Ricty Diminished は https://github.com/mzyy94/RictyDiminished-for-Powerline からダウンロードできますが、利便のため このサイトからもダウンロードできるようにしました。

インストール

インストールは、ダウンロードした zip ファイルを適当な場所で展開すると下記のような内容ですが、赤枠で囲んだ .ttf ファイルのみを管理者権限で C:\Windows\Fonts フォルダにコピーするだけです。

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